05
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
RECOMMEND
SPONSORED LINKS
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
OTHERS
LATEST ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE
LINKS
PROFILE
SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク | - | | - | - |
二人のKに助けられ
 8月19日。昨日とは打って変わって、真夏の日差しがじりじり照りつける。
朝10時に部屋入り。(小屋入り、ではない。今回は内々の無料コンサートなので、いつもの稽古場の、しかもいつもより小さい部屋)ウォーミングアップをして、ざっと最初から通す。
その前に、本日プログラムのセッティング。研修生用のは、まあ〜夫人が作成。私・ぎぶにゃん+ゲストKくんのは、Yくんにレイアウトをやってもらって、作成。今回は歌う人のコメントを入れ、曲紹介をするという、いつもとは違う形式で作った。
Kちゃんは11時頃入っていただけたので、合わす。もちろん、録音して、出来を後でチェック。2曲目の協力者、Kくんはこの日オーディションがあり、ぎりぎりに合流予定。ので、元・元代表が軽く代役をしてくださったが、ついつい本気になり、大きく突き飛ばしてしまった。そこで自分も笑ってしまって後が歌えず。
一通り終わって昼食。元・元代表にお昼のお弁当まで手配していただき、本当に申し訳ない。とりあえずもりもり食べて、録音を聴く。ああ、何だかやっぱりピッチが合っていない感じがしたので、ともかく上げていかなくては。
そしてKくんが到着したので、軽く合わせ。そして、毎度のことながらお客さんが入ってくるまで各自おのおの稽古。あちこちでいろんな音が聴こえてかなり賑やか。
そして、代表やBUNZOUさん、お世話になっているピアニストさん方、こんにゃく座フリークのNさんご夫妻、お馴染みの方々の前で、時間通りスタート。私ら座員+ゲストは第一部のおしまいの部分なので、待ち時間が長い。部屋の外で待機しようかと思ったが、暑くて歌う前に汗だくになってしまいそうなので、アコーディオンカーテンの陰でひっそりと研修生の方々の歌を聴きながら。
Yくんは歌詞がいきなり2番に飛んでしまって、さて間奏の間でどう立て直すか、考えているだろうなあ、と。しかし、度胸で乗り切った感。若いということは、怖いもの知らずである。
そうこうしているうちに、こちらにバトンが渡された。落ち着いて歌ったつもりだったけど、リコーダーはハチャメチャだった。ううむ、かなりの冷静さが必要だなあ、と後々反省した。今回はともかくもゲストにかなり助けてもらったので、もしいいところが少しでもあったとしたら、それはそのせいだろうと。二重唱は、Kちゃんの安定した歌声と一緒だったのでやれたので自分一人なら論外だっただろうし、2曲目も、Kくんが縦横無尽に動いてくれたので、一場面を切り取ったにしては少しは楽しんでいただけただろうと。むろん、自分の歌がもっと成熟していたらもっと素晴らしいものになっただろうけど。
リコーダーとの3曲目は、リハのがのびのび歌えていた。本番の方が本領発揮、できるのが本来は正しいのだけど。
しかし、そのあとのぎぶにゃんとの二重唱は、人と合わせようとしない自分、相手によっては気を遣って遠慮がちになるぎぶにゃん、という取り合わせにしては、録音を聴いてみると、まあまあの出来であった。まあ、一瞬だからあまりアラも目立たなかったのかもしれないが。
そして、ぎぶにゃんの最後の大曲がとてもよい出来であった。これは以前、レッスンで思い切って歌ったとき、尊敬するあの方から本当に思い切ったなあ、でもこれはそういう思い切りとテンションがないと歌えない歌だからなあ、と呆れられながらも歌った記憶がある。その時もこの高いキーでは絶対無理、と反対されながら、無理やり原調で歌った。彼女もそのままのキーで、歌い切った。これは勢いが必要だと思うから、はやり下げてはいけないのだとも感じた。歌い終わってから、彼女はガタガタ震えていて、かなり精神を集中させて歌っていたのだなあ、と。感情を高揚させること、その世界にどっぷり浸ること、ができるのは役者ならではで、そういうのは芝居出身者の強みでもある。弱みは、私も含めて、歌の技術のなさや、冷静に客観的に歌えないことなのだけど。
休憩後、後半が始まる。後半は重厚な歌が多かったせいか、長く感じられたようだった。キヨシの大曲も、2日前は心許なかったが、よくぞ間に合った、という感。今週は仕事が長いお盆休みだったようで、きっと稽古に時間を割くことができたのだろう。社会人で働き盛り、そしてメインの合唱団もあり、多分普段の彼にはじっくり稽古したり、ソングと向き合ったりする時間が、足りていないのだろうなと考えた。でもそれは、自分でどうにかしないと変化もないし、続けて歌ってはいけないだろう。
ラストのまあ〜氏の壮大な組曲は、素晴らしい出来であった。これだけでも1000円ぐらいなら、入場料を取ってもよかったかな、とは思ったけど。(でも、無料)これも歌い切った、と言う感じで、聴いている人が気持ちよく拍手できる終わり方だった。伴奏のNさんも大変お見事であった。
そうこうして終わり、一応これは研修生の方の座員への昇格試験だったので、現座員であるBUNZOUさん、代表、ぎぶにゃん、私の4人で合否を話し合うことになり、ロビーに出る。自分の演奏が合否を決める権利を持つほどの輝かしいものだったかどうか、疑問ではあったけど。BUNZOUさんは座うたざ創立メンバーで唯一活動を続けていらっしゃる方で、ぎぶにゃんも3人で座員昇格コンサートを行ったけど、残っているのは一人。本日の研修生全員が座員となることは当然のこととして承認されたけど、私の同期は、辞めたけどソプラノのうりこ嬢と、gardenさん、代表の3名であることは終生変わりがないことで。座員昇格コンサートの他に、小学校で依頼されたクリスマスの出し物をこの4人で歌ったことを、ふと思い出した。
そして代表から研修生の皆さんへ結果が発表され、指導していただいた元・元代表やKちゃんからの総評もあり。これで新しいメンバーが入ってこない限り、研修生という呼称は、当分使用されないことだろう。
そして差し入れのお菓子を食べたりして歓談して時間を潰し、打ち上げ会場の居酒屋へ移動。
早めに到着した私は、やはり早めに到着したKちゃんと隣り合わせに。ああ、ひどい出来でごめんなさい、と申し訳ない気持ちで会話が弾まなかったが、いろいろ反省点や感想を述べたら、意見も頂けた。まあ上の音域は、出ないより出た方がいいので、これからも研鑽を積んでいくべきであろうと。
BUNZOUさんが、今回は普段なら却下されて絶対歌わせてもらえないような曲を、無理やり歌った感じだよね、と意見されたので、はあ、それは私のことですよね、と心の中で呟いた。でも、多分こういうことも必要なんですよ。聴いている方には辛かっただろうけど。自分の背丈に合わないことを背伸びしてやって、恥をかいて分かることもあるし、多分これで自分はいつも自分が歌わせてもらっている音域が、今回ほどしんどくないということが分かるだろうし。人間は、自分の好きなこと、自分のやりたいことにしか労力とやる気を発揮できないので、次回本公演の演目はかなり自分の中では重大なことになりそう。ああ、今回うまくいったら、あれを堂々と演りたい気持ちだったのに。夢と消えました。
元研修生の方々は、今日の感想をいろんな人から述べてもらっていた。しかしもう私の年齢と立場になると出来がよくても当たり前、悪くてもいいにくいかしらんで何も言ってもらえない。自身で考え自身で受け止め、粛々と歌っていくしか仕方がないのだ、と改めて思った。
面白かったのは、聴きにきていた小学生のサヨコの姪が、すっかりキヨシの歌を気に入ってしまい、ずっと隣りに座っていたこと。歌ってえ、と言われ、まるで恋人にささやくようにずっとあのソングを小声で歌い続けていたのが変ちこりんで笑えた。モテキなのかなあ。
宴もたけなわだったけど、早めに失礼した。そして帰宅の車の中で、今日の演奏を振り返って聴こう、とは思ったのだけど、勇気がなく、結局聴いたのは一週間後。はあ、ひどいなあ。しかし、2回めに聴くと、何とかいいところを探そうと防衛本能が働くのか、一回めほどの衝撃はない。いやいやしかし、一回めの正直な気持ちを真摯に受け止めるとしましょうね。

sarah-e | 公演記録 | 13:03 | comments(0) | - |
あでゅう
 もう一ヶ月以上経過してしまったが、これを書かないと次に進まないので。
座うたざ in DOXYライヴ、いよいよその日がやって来た。何せ都心なので、いろいろ荷物をキャリアバッグに入れて、ガラガラ引いて歩く。会場近くのまあ〜夫人の劇団の稽古場に9時半入りだったが、少し遅れた。もう面々は集まっていて、声出しが始まっていた。Kくんは遅れるなあ、と思って歩いていたら、交差点で遭遇したYくんに、走りましょう、と声を掛けられたとか。真面目な彼らしい。
その後、衣装に着替えて会場へ移動。助っ人に来てくれた役者のUくんを中心に、黒幕張り。我々はステージの準備やら客席の微調整など。
素敵な黒の衣装でピアニストのSさんが到着し、改めて声出し、音合わせなど。私も一曲目の冒頭を歌わせていただく。
そうこうしているうちに、客入れの時間になり、ちょっと狭めの控え室で準備、待機。水分と、差し入れのおいしいパンを食べる。そしてそうこうしているうちに、時間となり本番開始。覚悟していたが、客席が近い。しかも、高校時代の演劇部の友人、H夫妻とKが一番前のテーブルに。あらら。
そして十八番の部類の合唱曲を歌い、前半の各人のソロへ。そして、あっという間に、自分の出番となる。
もう当分、ひょっとしたら歌えないかも知れない、という覚悟があったのでとにかく楽しくやろうと思ったが、なかなか100パーセントが出来ない。通路の辺りでBUNZOUさんが代表とここで聴いているぞオーラを出していた。
反省会では自分に厳しいことを言ったので、ここではちょと甘いことを書くと。客席の空気が緊張していた、と感じた出演者もいたようだが、暖かいお客さんだった、ということもあって、とても自分の一挙一動に集中してくれる空気を浴びることが出来て、ざわざわしているよりも、私はとても嬉しかったし、出来はともかくも、楽しんで下さった、と思った。パラシュートを置いてきたこと、の歌詞で、お客さんからくすっ、と笑い声が起きて、自分では意識して歌っていなかったので、意外。オチだったんだ。(ぎぶにゃんに後日感想を訊いたら、他の方が歌っているのとはずいぶん印象が違いました、と。そりゃそうに決まっているでしょ、たかだか私の歌唱だし、と言うと、いやいや、いい意味でいっているんですよ、と。慌ててフォローした様子だった。。)
動きながら歌ったことに関しては、前々からやりたいことと違うんじゃないか、とgardenさんから言われたし、桜子の友人が批評したように、動くことで声がぶれたりするので、もっと歌だけで聴かせられるようにならなくてはいけないとも考えたり。本番の衣装。
本番の衣装。チュールスカートとレースの巻物を新調。。


ともかくも終わり、後半になり。そしてこれがうたざ最後のステージとなるお嬢のソロの後で、また合唱曲。桜子の友人は合唱の方がソロより出来がよく聴こえたとのことで、これにはいろいろ意見があるだろうけど、何とかここまでまとまったとしたら、元・元代表やBUNZOUさんの指導の賜物であっただろうと。
最後の曲は前振りがどうしても悲しい内容になったので、歌が暗くなった。特に男性が。やはりキーを下げたのはいけなかったのではないかとも感じた。最後は冒頭のソングを全員でにぎやかに終わりたかったのにそれもなく終わった。
終わって、来てくれた友人達と話す。楽しんでもらえたのはよかったが、その後、つい悩みを相談したので、何だがすっきりと帰ってはいただけなかった。でも、姉御肌のHはその後メールでも不動産関係の知識を網羅していろいろ返事をくれたし、心配だからどうなったか知らせなさいよ、と言ってくれた。今でも実家の地元に住むKは、嬉しい申し出をしてくれた。それだけでも、いざとなったら、と心強くなった。本当にありがとう。でも、あまり迷惑をかけないように解決しますね。
そうこうしている内に、他のメンバーがてきぱきとバラシや片付けを終え、子どもさんの具合の悪いサヨコは帰り、借りていたおろし金を返却することが出来なかった。打ち上げの予約まで時間があったので、また朝集合したまあ〜夫人の劇団の稽古場で時間潰し。あまり食べていないというBUNZOUさんとピアニストSさんはお腹が空いた様子だった。元・元代表はいつも以上のハイテンションで、Yちゃん相手に色っぽい話炸裂だった。
そして焼き鳥屋さんに移動して、乾杯。若いピーターパンのNちゃんと話す。そしてこの間の本公演に出た、若くて綺麗で可憐な、何もしなくてもいるだけでいい、と演出家に言われたという女の子が合流。声は細いけど、若手ヒロインのできる人がうたざにはいないので、貴重なメンバーになりそうだ。入ってくれないかな、と周囲が口々に言う。
そして、席が入り乱れて、私は今回のキーパーソンだった、Sさんのいる島に移動。彼は本当に紳士で、大人だ。劇団のリーダーたるもの、こうでなくては。そして、後でメールでいいよ、と言ったのに、gardenさんからの総評。昨日、明日の本番に向けて駄目だしがあったら言ってくれ、と私がせっついたのに何も言わなかったので、ここぞとばかり厳しい意見を言われた。50点は辛い点だと思ったので、つい帰り道Sさんにこぼしたら、確かに厳しいですね、と同情してくれた。でも、事実に近い部分もあるので。
歌うこと、歌で何かを訴えること、歌でお金をもらうこと、の意味を改めてひしひしと感じるライブだった。そして、歌うことの責任を感じるのを、あともう少し体験したのだった。



sarah-e | 公演記録 | 21:20 | comments(0) | - |
わさわさドレス
 9月の第2土曜日、歌の先生の門下生による、発表会が行なわれた。
私の意識では、今までやってきたことをどこまで披露できるか、ということだったが、どうだったのだろう。
8月の下旬に、本番ピアニストさんと音合わせ。もちろん初めての方。ちょと緊張。先生と、細かく打ち合わせ。私も、テンポを揺らしたいところを主張したり。でも、毎回、同じことができないものなあ。その日の生理で、変わっちゃうかも。迷惑をおかけないようにしないと。
本番当日は、9時半入り。市の女性向け公共施設で、広いリハ室のような場所を想像していたが、思い切り舞台だった。でも、その方が逆に歌いやすいかも、と思った。ここのホールはあまり記憶がないが、客席の数やら、広さがいい感じ。交通の便もいいし、ホームグラウンドの公演にもいいのでは。
先生と、一人のお弟子さんと、三人でピアノを移動。その後、発声練習。楽屋で少し水分補給して、ピアニストさんが10時過ぎに到着したので、一番に音合わせ。結構声が響くので、面白いもので伴奏も変わるわね、と先生。立ち位置や、舞台ならうたざの歌のようにちょっと動いてみようと思い、やってみたら、音程がおろそかになっていた。あああ。器用じゃないから、意識が希薄になるのだなあ。ヒールを履いて立って歌うと、声がやや胸の方に上がってくるので、ピッチはそれでいいけど、もっとお腹も意識してね、と注意される。
歌の歌い出しというのは、どれだけ気を集中させてもも集中しすぎ、ということはないのだなあ、と。といって、気張ったり、息を直前に吸ったりしてはいけない。ゆったりと。テンポや入りが合わないところがあったので、ピアニストさんと打ち合わせようとしたが、後がつかえているので、後で楽屋で個人的にやってね、と先生。楽屋とは別に、視聴覚室が練習部屋に借りてあるとことなので、そこでもうちょっと稽古することに。行くと、先客が。声がきれいな方で、とにかく音程が素晴らしい。曲も素敵で、フォーレのしっとりした歌曲と、「サムソンとデリラ」とかいうオペラの力強いアリア。皆がいい曲ね、と絶賛すると、私は素敵な曲しか絶対選ばないの、と。しかし、その部屋はよく響く部屋で、他の方も、あそこで練習していると、声がよく出ていて歌えてると錯覚しちゃうから駄目ね、とおっしゃっていた。
ともかくも、音程を直し、ぎりぎりまでアップライトピアノで練習。進行は、前半と後半、それぞれ5〜6人ずつ。ピアノ演奏の方もいれば、私のように歌う方もいるが、プログラムの自分のところに、声楽、と書かれているのに、ひえええとぶっ飛んだ。確かにそうだし、他の方も私も歌うのはオペラアリアで。なかなかこういう機会がなければ、アリアなぞ歌えないし。
衣装もそう。先週のレッスンの際、皆さん何を着て歌われるのですか、やっぱりドレスですかね、と訊いてみると、そうね、そういう人が多いわね、と。で、自分も何を着るか悩み、以前ジャズの衣装に買った、タイトな黒っぽいロングドレスを家で着てみた。それを買ったのは出産前だったと思うので、不安だったが、着られて、嬉しかった。が、今回の雰囲気には合わない。ライブ向きなので。迷ったが、大きい花柄の、去年こんにゃく座ツアーに着て行った、ノースリーブのワンピースに、パールのじゃらじゃらと、ビーズのコサージュは髪に付けたら馬鹿っぽくなったので、胸元に。
しかし、皆さんは凄かった。さっきの、透明な声の方は、歌の他に先生とピアノの連弾もするのだが、ドレスを2着持参。刺繍のついた、落ち着いたのが素敵だったので、そういうのはどこで入手するか、尋ねたところ、昔うたざもよく稽古した郊外のホールで、月1回ほど、業者さんがやってきて、販売があるのだと。案内のハガキが来るけど、もうしばらくはないみたい、とおっしゃっていた。値段は結構お値打ちだという。
朝、一緒にピアノを動かした方は、どこかでお会いしたと思ったら、先生の所属する合唱団の方で、以前、稽古場見学をさせてもらった時にいらした。本当は私、一人で歌うのが嫌いなのよね、と言いながらも、この方のドレスもゴージャス。裾がわさわさと音を立てて揺れる。そして、楽屋で話をしていると、うたざでオペラをやった時の、演出助手&振り付けのHさんつながりで、あれを見ていらっしゃるという。ひああ。とても楽しいオペラだった、とおっしゃった。そして、この間の秋は、ゴーストのお芝居でしたよね、とおっしゃるので、いやいや、あれはメンバーが二人、客演していたんです、と訂正。そっちは、誰つながりだったんだろう。
もう一人の合唱団のメンバーの方は、白い、ウエディングドレス調。ううむ、それなら私も所有しているよ。しかし、あれは絶対後ろがはまらないし、加工しなければ、あのままでは着られるまい。
それから、女流劇作家兼演出家兼女優のあの方によく似た、マダム風の方も、ブルーの素敵な衣装。あなた、舞台やってるんなら、どうしたら緊張しないか、コツを教えてくれない、と真剣に訊かれた。いやいや、私も多かれ少なかれ、ありますって。
ピアニストさんも、この間の合唱団でよく弾いていらっしゃるようで、楽屋トークはその内幕が時折見え隠れ。どこの団体もいろいろ軋轢があるのね。聞いてないふりをして、コンビニに昼ごはんを調達に行く。
そして、着替えて準備していたら、あっという間に時間。純粋なお客さんは、10名程度。先生の夫君がカメラマン役。あとは身内で、客席にばらばら坐って、自分の出番でない時は、聴く。しかし、先生の演奏の前は、自分がプログラムのMCを仰せつかっているので、舞台袖へ。
やはり、ドレスは舞台に映える。皆さん表情はこわばっているけど、全体の姿は堂々とした感。カラオケ発表会のおばさま方と何が違う、と非難されるかもしれないが、形から入る、オペラ歌手になりきる、というのも、必要なのかも知れない。もしまた機会があったら、次回は私も、わさわさパニエの入ったドレスを着て、歌おうかしらん。もちろん、実力がそれにもっと似つかわしくならなきゃならんけど。
前半の最後には、gardenさんとサヨコの後輩の学生さん。声は細いけど、こういう歌い方はできないので、羨ましい。伴奏は、多分同じ大学のお友達。彼女は、シンプルなドレスを着ていたが、裸足で歌っていた。後で訊くと、靴を履くと歌いにくい、と言っていた。後半では、ドビュッシーの「月の光」をしっとりと弾いていて、こっちが本命なのかな、と。
自分の出番は、休憩後の2つめ。ピアノ演奏があっという間に終わったので、慌ててヴォイスレコーダーをセットして、舞台へ。ピアニストさんと揃ってお辞儀。うわあ、演奏会っぽい。1曲目は、姿勢が少しリハより悪かっただろうが、胸に声がいかなくて済んだ。しかし、レシタティーボのところで、やや力んで声が割れる。ああ、と思ったけどそれで冷静さを取り戻し、ゆったりと指定どおりpで入れた。客席の壁に向かって歌っていると、オペラの時を思い出す。あの時もそっちに向かって、声を飛ばしていたなあと。久々に広い場所で歌ってるなあと。
2曲目は、出だしをピアノとぴったり合わせたかったので、音をいただいてから、ピアニストさんの顔を見て歌い出しますね、と言ったのだが、達者なピアニストさんでもそういうことに慣れていなかったのか、どきまぎしていらしたようだった。改めて、うたざのピアニストさんは、柔軟なんだなあ、と感じた。
今回の選曲は、曲を追うごとにだんだん音域が下がってくるので、3曲めが多分、一番楽な曲。これは、何とかなったと思うし、録音を聴いても、これが一番安定していた。
でも、もっと出来なきゃあ。まだまだだあ。と。
最後は、先生と、合唱団の方で、この間稽古場見学で聴いた、ジャズミサを。舞台前で整列写真を撮るのは、発表会っぽい。4時半撤収とのことで、舞台に飾った花をいただいて、各自片付け。皆さんは先生と軽い打ち上げをするというが、私は予定があるので、ガラガラ荷物を引きづって、地下鉄へ。
駅からはもの凄く暑く、家に着いたら汗だくだく。時間がないけど、お風呂には入って、夕食の支度を
して、夜7時から、近所の寄り合い。ので、この日のうたざの稽古は大幅に遅刻。着くと、この日はソングのソロを中心に、一人ずつ歌ったり、割って歌ったりと。改めて、一人できちんと歌うことの重責をかみしめたのでした。


sarah-e | 公演記録 | 21:31 | comments(0) | - |
どか雪〜♪
 すっかりアップするのをご無沙汰しているうちに、はや3月。2ヶ月も前のことを書くのはどうかと思うけど、これを載せないと、後が続かないので・・・
いろいろ想定していた。これは、どの本番でも思うことだけど、もし当日本番の日、あるいはそれ前後、自分や子どもがインフルエンザに罹ったらどうしよう、とか、声が出なくてますますひどい出来になったらどうしよう、とか、あるいはよんどころない理由でライブに出演できなくなるとか。
しかし、今回は想定外だった。
何日か前の天気予報で、雪になるとは知っていた。しかし、職場のT氏も、名古屋の雪なんて知れてるでしょう、と言われて、確かに、とたかをくくっていた。
歌うたいライブ当日の朝。起きると、すでにちらほらしている。やばいなあ、と、それでも、トーストを食べたり、掃除したりして午前中を過ごす。途中、西の方が晴れてきたので、このまま晴れてくれい、と念じたが、駄目だった。ついに、雨女だけでなく、雪女にもなってしまった。あんな曲を選曲してしまったからだろうか、と後悔する。
ともあれ、迷ったけど、車で出発。どんどんひどく降ってくる。一番近い私が、一番遅く到着。駅近くの駐車場に停めて、歩道橋を、雪で滑らないように、そろそろ歩く。会場の控え室は、冷えていて、お邪魔だろうけど、自分らの番まで、砂の女と箱男さんのリハを聴く。さすが、余裕で、さらっと合わせる感じなだけ。今回はオリジナルの曲が多そう。
2時になって、自分らの番。持ち時間は1時間。結構ありそうだったが、全曲やりたいので、足りなくなりそう。マイクの返しがあまり聞こえず、どんな感じで客席に届いているかよく分らず。後で録音を聴くしかない。ギタリストのOT君を紹介する時に、名前を思い切り間違えて記憶していることが発覚。本番間違えたら御免なさい。お嬢にも登場してもらって、曲。軽めに、軽めに、を意識。ただ、お嬢の声がしっかりしているので、バランスはどうかしらん。コーラス部分は、お嬢は私よりもっとマイクは要らなかった。生声でも充分。
その後、一通り歌い、うまくいかなかったところを返して、時間終了。
客席にいた箱男さんが、私らのデュエット曲の伴奏をすぐコピーして弾いている。さすが、プロ。OTくんの手造りのギターにも興味を示し、弾いてみていいですか、と。窓を見ると、すっかり外は銀世界。雪国か、ここは、と呟く。本当は本番まで、どこかお茶か、ちょっとお腹に何かいれておきたいところだけど、下手に動かぬほうがいい、と会場で飲んだり、差し入れの大判焼きをいただいたり。
次のリハの番の涙銀子さんがなかなか姿を見せない。この雪で到着が遅れている様子。じゃあ、ちょっと練習していいですか、とピアニストのKさんが、おさらいを始める。私は、録音を聴いて、いろいろ反省。最初のジャズが、固い。もっとゆったりと、リラックスした感じで歌わなきゃ、とか、2曲目ももっとピッチをあげないと、とか。3曲目が、一番まともで、安定しているので、ちょと意外。これが、まあ、今まで歌ってきたことに一番近いからだろうか。
ギターの入る曲で、OTくんがぜひ聴きたい、と言ったので、仲よくヘッドホンを片耳ずづシェアして聴く。聴きながら、反省やら、駄目出しやら、言い合う。前回、Yちゃんに呼んでもらって出た時は、待ち時間はぽつん、としていたのだけど、今回はKさん、お嬢、OTくんがいる。今、団体から遠ざかっていて日頃から独りでやることが好きな私だけど、久々に人と心を合わせて、歌う。仲間って心強いなあ、いいなあ、と強く実感した。
聴きに来てくれる予定のお客様から、メールやら電話やら。こんな天候になったけど、何とか開催したいと思ってますので、とこれも電車が遅れていた、という主催の又八さん。そして、涙銀子さんも到着されて、ざらっとリハ。こちらも余裕。
そして、時間が迫って、出演メンバーの顔合わせと頑張りましょう、の挨拶があったあと、いよいよ開場。一番先にいらしたのは、今回、座うたざに出演して下さる、iichan劇団のMさん。バスでいらしてくれたとのこと。それから、職場のI氏。いつもスーツなので、私服姿が新鮮だ。足元はちゃんと長靴で装備。
涙銀子さんはとても気さくな方で、話しかけて下さった。以前いた劇団の後輩と顔なじみで、今日も彼女にここまで送ってもらったのだという。聴きに来てくれるとのことで、会うのが楽しみ。去年の夏頃、さる稽古場で再会したのが、ほぼ20年ぶりぐらいだったのに、こちらも向こうも分ったのが凄かった。
うたざさんですから、歌お上手なんですよね、と言われたので、いやいやそんなことないです、名ばかりです、と言っていたら、銀子さんが褒めていた当の本人、代表が現れた。そしたら駆け寄って握手をしに行かれ、代表が戸惑っているのが笑えた。
友人も寒い中、来てくれた。しかし、職場のT氏が姿を見せないので受付の方がもう少し開始を遅らせますか、と。この天候で時間が押すと、お客様の帰りの足が大変そうなので、定刻で、とやりとりしていたら、T氏、登場。ジャージ姿のキヨシもこのタイミングで入ってきた。
緊張したけど、さすがに9月ほどではない。オープニングは、先ほど戒めた通り、ゆったりとした気分で。(あとで、とても始まりの雰囲気がよかった、とOKパパに言っていただいた。)
2曲めは、歌詞を間違えた。そして、リハでピッチが悪かったので、気にしてやったけど、どうだったかしらん。3曲目は、もっと歌えるはずだけど、今はこんな程度でしょう。聴きに来てくれた人は、これが一番聴き応えがあったらしく、ミュージカルの曲がよかった、と後に言ってくれた。ただ、一般の方と、音楽畑の方とは、厳しさが違うので。
そして、お嬢に登場してもらって、そして、OTくんの名前は間違えずに紹介して、曲を歌う。ハモリは気になったけど、楽しく歌うことに重きを置いた。
そして、この夜にぴったりとなった歌を気持ちを込めて歌い、最後の曲は再びお嬢に出てきてもらって、賑やかに終了。あっという間の40分。さあ、これで気楽になったので、他の出演者の方々の歌を堪能しよう。
涙銀子さんは、ギターの弾き語りだが、迫力のある、伸びやかな声。表情と言葉に説得力があった。終わってからはお話できなかったが、またいつかご一緒したい、演出をしていただきたい、と思った。
ウィッシュブレスは、久々に聴かせていただいたが、代表も言っていた通り、ハーモニーが確立されてきた感じ。たびたびいろいろな催しなどで歌っている様子。決まった相手と、決まった曲を回数を重ねて極めていくことの大切さが分ったような。そこに、キーボードのOKさんと、ギターの又八さんの声が入ると、音が厚くなり、ハーモニーの力が増していた。
この日のトリの砂の女と箱男さんは、やはり凄かった。トークの掛け合いも見事で楽しかったし、砂の女さんの声は、一体どこから出ているんだろう、と思う、魅力的な声。ご本人曰く、のどちんこがないそうである。それとは関係あるのか、ないのか分らないけど。プロというのは、ああ、この人の歌なら機会があったらまた聴いてみたい、と思える歌であって、砂の女さんにはそういう力があり、私なぞはこんな年齢なのにまだまだ修行のため、このライブに出演している状態、なのだった。でも、これからも研鑽を積んでいこうと決意した。
最後のアンコールで、あのアニメの主題歌をアカペラで歌い出された時は、鳥肌が立った。そんな凄い出来なのに、出演メンバーにそれぞれ、素敵な歌をありがとう、と言う懐の大きさが、また凄いなあ、と。
終わって、主催の又八さんに挨拶。本当にお世話になりました、と、こんなんでまた出演させていただけるかの確認と。チケット精算。ピアニストKさんや、お嬢の尽力もあって、こんな天候でも目標のお客さんに来ていただけた。本当にありがとうございました。OKパパからは、、それぞれの色があって楽しめた、と。でも、デュエットの曲が、伴奏とずれていたことを、ちゃんと見透かされて、指摘されてしまった。ここの方々は、みんな暖かいけど、そろそろ辛口なご意見もどんどんおっしゃってほしい、と。いやいや、まだそんな段階もいってないということですかね。。。
9時半ごろ、会場を出て、皆でファミレスでプチ打ち上げと称して、食事会。しかし、何せ、まだ雪はどんどん降り積もる。各自、そろそろと車を走らせる。こんな夜だから、ファミレスもがらん、としている。何にするか迷って、Kさんも私も、12月のこのライブ初打ち合わせのときと同じメニューにする。
OTくんがギター製作の学校にくるまでのいきさつなどを聞く。脱サラしたのは、自分は好きなことじゃないと仕事にしていけないんだ、と実感したからなのだと。でも、学校ももうすぐ期間満了で、どうやら実家のある関東地方に帰る予定とのことで、何とかここで仕事ができることを考えましょう、といい加減な足引っ張りをしようとする。ひょっとしたら、もうこれで会えないかも、と別れの挨拶をきっちりしたが、もう1回ぐらい、どこかでお目にかかれるかなあ。
さっさと帰るつもりが、すっかり遅くなってしまい、お嬢を最寄の駅まで送ろうとするも、終電があるかないか、微妙な時間らしく、ああだこうだして、どんどん南へ。できるだけゆっくり走ったが、乗っているお嬢もさぞや怖かったであろう。その後も、轍のある、大きな道路を走って帰宅したが、ノーマルタイヤで、よくスリップも起こさなかったものだ。心配していたKさんも、無事到着したとのメール。
きっと本番の録音を聴いたら、ますます反省点が増えて、次回歌おうなんて、畏れ多くなってしまうかもしれないが。でも、年2〜3回ぐらい、参加できるといいなあ、と。今度は、もうちょっと歌を楽しんでいただけるよう、もっと技術を磨いて。

















sarah-e | 公演記録 | 21:25 | comments(0) | - |
違う歌歌って、甦る?

書くのがついに、9月も終わりの日だけど、今月の大きな出来事の一つ。
以前、昨年の秋に聴いた曲に出会った話を書いた。いつか歌ってみたくて、ぜひ一緒に歌いましょう、とライブで歌っているYちゃんに、勝手にアプローチしていた。ところ。
今月のライブで一緒にやりませんか、とまさかのメールが。何でも、パーカッションを担当するHちゃん(とある劇団の超若手女優でもある)のお姉さまが、今月出産予定であるので、子どもの伸びやかな成長を願う、この暖かな歌を入れよう、ということになったらしい。
まだまだうたざの休業期間は始まったばかり。楽しみはもっと先にとっておきたかったけど、せっかくなので、ぜひぜひ、と。
9月第2週の火曜日、夜8時、ピアニストのOKさん邸で稽古、ということで、いそいそと出かけた。とある駅のすぐ近く。また、今回の本番会場と目と鼻の先である。駅の駐車場へ車を止めて連絡すると、Yちゃんが迎えに来てくれた。三階建ての、とても素敵なお宅である。少々緊張しながら、お邪魔する。さっそく、私との曲の稽古から。若い島歌歌手と、作曲者のデュエットを改めてネットで聴き、私が作曲者役で2コーラス目とハーモニーを、と想像していたら、逆になってしまい、大変恐縮。
キーを決めなければ、とまず、譜面どおりのDで歌った。これが明るくて好きなのだけど、自分で歌ってみたら、全然下手だった。で、思い切って3つ下げて、これで素朴に温かい感じで歌いましょう、ということになった。そして2、3回歌ったが、本当に下手で、これで大丈夫か、と思われただろうな、と。楽に歌えるキーなのに、大らかさと余裕がなく、終わってしまった感。
Yちゃんはこれのほかにも4曲歌うので、その練習。最後の曲は私も以前から好きな曲で、古い歌なので(ちょっと前に女性がカバーして、そっちも好き)何でYちゃんが知っているんだろう、と不思議だった。訊くと、今回のライブの主催劇団の代表、Mさんから、次はこれを歌ってみたら、という提案があった模様。(Yちゃんはじめメンバーは今回のミッション、と呼んでいる)
それにしても、OKさんの達者なこと。アドリブも利いて、いろんな風にアレンジして伴奏して下さる。こんな風ですか、と尋ねたら、まだ決めかねているから、いろいろ変わるよ、と。カウントしてなければ、出とちりそう。その内、OKさんのご主人が入ってきて、稽古を聴いていらっしゃる。お茶までこの方に出していただいて、また恐縮。この日は夜10時まで聴かせていただいた。
第2回目の合わせは、その週の金曜日。OKさん邸。衣装の相談をしていた様子。そしてまた最初に歌わせてもらったが、まだまだしっくり来ない。3コーラス目は歌詞が力強い内容に感じられてそう歌ったが、パーカッションのHちゃんから、逆にソフトにしっとり出てみては、とアドバイスがあり、そうしてみた。東京行きの車中で録音を聴いたが、細く出しているその部分のが安定していて、普通の部分、特に1コーラス目の出だしがよくない。歌は、出だし勝負なので、これはいかん。そして、マイクで歌うのもジャズを習っていた頃から久々なので、声のボリューム感が今ひとつ掴めない。
次の週の金曜日、最終合わせは、実際に本番の場所で。マイク付き。ここの劇団の方がいらして、マイクのセッティングやら、OKさんのキーボードのペダルまで直して下さっていた。この日も、最初に私の曲から。カラオケのようにエコーわんわんではないので、ある程度声量がいる。コーラスを歌うところは、セーブすると音程が下がりそうなので、マイクを離して歌うぐらいがバランスがよさげ。ハモりは、ぴったり、とまではいってないけど、まあまあでしょうか。ようようメリハリも付いて、方針が定まった感じ。OKさんのご主人もふらりと登場して、また聴いていただけた。
そして、Yちゃんが、のびのびと気持ちよくどんどん歌う。最後の曲は、ぜひお客さんにもノッていただこう、と試行錯誤。お客さん役になって、風を集めて、とリフレイン部分を熱唱。
最後に、出だし命、とばかり、もう2回、最初のフレーズの練習をさせていただいて、10時半ごろ終了。さあ、あとはもう本番。
連休最終日の敬老の日、月曜日。この日は、聖歌隊の仕事が。午前だけだと聞いていたが、前日確認のメールで、どうやら午後からのお式もあったらしい。本番のスタジオ入り時間には間に合いそうだけど。
この日の1回目のお式は、列席者がいつになく多く、びっくりした。今までは20〜30名ほどのアットホームなお式ばかりだったが。で、ちょとびびりが入り、最初のご挨拶が少しカミカミしてしまった。2回目は、初めて、お式のリハーサルで、新郎さんの段取りを説明する係りを仰せつかった。とても凛々しい新郎さんだったが、緊張していらっしゃる様子。実際のお式で、自分の説明がちゃんと伝わっていたか心配だったが、大丈夫だった。そして、歌も2回目のほうが気持ちよく歌えた。
そして、終了後、急いで戻る。昼食はコンビニおにぎりを車中で。直行しなければいけないか、と用意を全部持って来たが、家に寄って着替える時間はあった。久しぶりに、まあ〜夫人からもらった和っぽいのを着る。ああ、これは、あの時の衣装だった。お嬢とリコーダーを吹いた時の。
会場に入ると、客席も組まれていて、トップバッターの男性二人組みのリハ中。聴きながら待っててくださいね、と声をかけてくれたのは、この日のトリのグループに出演する、ぎぶにゃんのお友達のSさん。
4時から予定通りリハ。さすがにこの日は順番通りで、私が歌うのは3曲目。その前の激しい曲はここにきてテンポが変わったりする。そして、歌う。ああ、少し緊張。でも、まずまずゆったり歌えた。
そして、開場一時間前に、出演者集合。ご挨拶。今回のステージ順は、男性二人組、前回のライブで歌もトークも充分堪能させてもらったAちゃん、Yちゃん率いるSALT、最後が女性ハーモニーと手話のグループ。ヴォーカルの年齢順だと思ったら、違うらしい。
時間があったので、コンビニまでブラブラ歩いて、おでんと話題のロールケーキを買って戻る。客席でふーふーいって食べる。それから、楽屋で準備。といっても特にやることがないので、Aちゃんや、Sさんと時々楽屋トークで交流。そして、所在ないので、メイク。そしてどんどん塗ったせいで、後で顔が白かった、という意見をもらってしまった。
ピアニストのOKさんは、最初以外の3グループの全部を担当しているので、お忙しい。ぎりぎりまでご自宅で稽古されて登場。グループごとに衣装も替えられて。主催の劇団の方々からも信頼厚い。そして、ご主人も、親しみを込めてOKパパ、と呼ばれていらした。
6時半、ライブ開始。楽屋や、隠しの裏からステージの様子を窺ったり、聴かせていただいたり。以前観た通り、とてもアットホームな雰囲気で、温かいお客さん。さっそく、ノリノリで客席も一緒に歌っている。その中に聴き憶えのある声が。Yちゃんと顔を見合わせる。gardenさんだあ。こんな中でも目立つ声だ。OKさんが、うたざの可愛らしい方が来ているよ、とも。お嬢だった。
Aちゃんは、相変わらず、トークが可笑しい。彼女も懐かしい、カントリーっぽい歌を、Mさんのギターで歌ってくれた。あの雰囲気のある歌手の冬の歌を、可愛らしい声の彼女が自分のものにしているのが印象的だった。
そして、Yちゃんのグループが始まった。ああ、落ち着かない。そして、Yちゃんが名前を呼んでくれて、ステージ登場。心臓がバクバク。本当は自己紹介をするつもりだったのが、Yちゃんが振ってくれないので、すぐ歌うことにした。(と後で言ったら、Yちゃんの方は、きっとSARAHさんは喋りたくないんだろうな、と思っていたらしい。すれ違い)曲名を言って歌いだすのが、うたざっぽいけど。
こんなに緊張しているのが伝わらないといいな、と思いながら歌い始めた。しかし、マイクを持つ手が震えていたのを見透かされた。1コーラス目を歌って、次を歌うYちゃんの後ろに下がったら、ニヤっとされた。3コーラス目は落ち着いて、冷静に入る。そして、最後のフレーズはYちゃんとユニゾンで、気持ちよく終了。ああ、歌い切った。お辞儀して、退場。去り際に、OKパパが拍手して下さった。
OKさんがばっちりだったね、と。稽古段階ではどうなることか、と思っていらっしゃっただろうな。Yちゃんにも、Hちゃんにもお礼。
最後のユニットは、かなりライブに慣れていて、空気感がよかった。自分も開放感いっぱいで聴けた。オリジナル曲がある、というのが強みで、グループの色がはっきりしているなあ、と。
ライブ終了。さっそく客席へご挨拶へ。一番前にはあの朴訥としたYくんがいて、1曲だけでなく2、3曲歌えばいいですのに、と嬉しいことを言ってくれる。gardenさんは全体的にとても楽しんでいた様子。ただ、私の歌に関しては、分らず。お嬢には、表情が硬かったですね、とやはり緊張を見抜かれた。
そして、ここの劇団と、ライブの主宰者のMさんにも、お礼とご挨拶。よかったです、ありがとうございました、とおっしゃってくださったので、ええい、と思い切って、私も今後一人でこのライブに参加してもいいですか、と訊いてみたところ、どうぞどうぞ、と快く許可してくださった。この方は、まだ子どもが赤ちゃんだった頃、一度だけ我が家を訪問してくださったことがあって、言ってみると、覚えていらして、そこで話が弾んだ。Mさんの奥さんも会話に入って、愛息が実家近くの幼稚園に通っている話などを聞いた。
やったあ、私も歌える、と喜んでYちゃんにも報告。奇数月に催されているようで、いきなり11月では準備不足だから、来年1月ぐらいはどうだろう、と考えていると、ここの団体の美しい女性が、素敵でした、と声をかけてくれて、劇団のHPに載せますので、と名前や、曲の題名を確認させてください、と。彼女もあの歌をどこかで聴いて、記憶に残っていたが、今日改めて聴いて、これだ、と思いました、と。
他人の芝生は青く見える。よその団体は居心地がよく、しっかり団体として、確立されて見える。まあその居心地のよさは、よそものだから、気を遣ってもらっているから、とは分るものの。
出演者、スタッフ、お客さん、入り混じって、片付けながら、飲みながら。お名残りは尽きないが、ご挨拶して、帰宅。
出来はいろいろ反省する点もあるだろうけど、いい経験だったなあ、そして、今後の目標が立ったなあ、とその晩は充足感でよく眠れた。しかし、翌日になって冷静に考えてみると、大変なことを宣言したなあ、とも。全く一人では無理で、こんな私の歌でも、弾いてくれる伴奏者の方がまずは必要。そんな有難い方は、いらっしゃるかなあ。
と、昨日、おでんでお腹が膨れて、食べられなかったロールケーキを冷蔵庫に入れるのを忘れてしまっていたことに、火曜日、仕事から帰宅して思い出した。見てみると、生クリームの部分がカッテージチーズ状に変質して、匂いも酸っぱくなっていた。あああ。




sarah-e | 公演記録 | 23:14 | comments(0) | - |
違う歌だって歌える?

 さて、今から書くのは、すっかり8月に終わってしまったこと。もう次のことを始めている段階で、しかし、ちゃんと一区切りしておいた方がいいので、遅ればせながら、先月のコンサートのことを。
8月は、土日はびっしり稽古した。反省会で、稽古時間が足りなかったのではないか、という意見が出たが、私は今回はまずまず有効的な稽古時間の使い方が出来たと思うし、これで足りないのなら、それは個人個人でやってくること(音取りとか、ソングの中身や動きを考える、とか)を個人個人でやればいいことで。
お盆の13日に、gardenさんと、コンサートの会場を下見に行った。地下鉄駅に近い、マンションの一室にあるホール。持ち主の女性は、ソプラノ歌手で、gardenさんの大学の同級らしい。お話していると、とてもさばさばした方だが、歌声がとても透明感がある方らしい。機会があったら、聴いてみたい。
ホールは、音の環境がとてもよく、声が響く。白の壁とブラインドが上品で、洗練された空間を生かしたいところだけど。外の光を遮光するのに、段ボールが必要なことは判った。
土曜日は、お昼に、例の聖歌隊の仕事。この日の花嫁さんも若くて可愛らしく、そして、とても笑顔の素敵な人だった。牧師先生の説教も、真摯に頷きながら聞き、こちらの方が幸せを分けてもらったような気持ちになった。お式も、親族だけの、アットホームな雰囲気で、お母様をエスコートしている私の表情が、暖かくてよかった、とオルガニストのHさんが言う。ううむ。歌で、暖かさを出せるようになりたいものだ。祝福の気持ちで歌っているのだけど。
車で稽古場へ。着くと、男性陣3人が動きの稽古の最中だった。お嬢が何気に伴奏ができているのが素晴らしい。今回、彼女は歌にしろ、その他の音楽のことにしろ、いい意味での欲が見え出して、頼もしい。
翌日、15日。本番まで一週間を切り、現場のホールで稽古。段ボールの遮光を試みるが、失敗。今から考えると、全部の窓をあたふたやるより、一つの窓を完璧にやった方が具合が分ったような気が。もっと大きいのと、ガムテープがもっと必要なのも分った。衣装決めや照明の試しも。大黒が必要、の意見が通って、サヨコが元の私らの劇団の代表に連絡を取ってくれる。
そして、本番前日。有給を取る。実家の母親が夜不在なので、子ども連れ。父親の管理する団地の公園の倉庫から、大量の段ボールをもらって、積む。ホームセンターへ寄ってガムテの調達。大黒の受け渡し。入りの夕方5時半まで、いつも稽古後に行くファミレスへ。馴染み?の店員さんがいる。子どもと二人で、早い夕食。
時間近くに、荷物を降ろして、車をパーキングに停める。仕込み。アニキ、と呼ばれている、某劇団の若い男性がお手伝いに来てくれる。(本番当日も、他の若手がいろいろよく動いてくださって、本当に感謝。)ほぼ準備と、明かり合わせ、ざっと最初から、途中まで、でこの日は終わる。
子どもが気持ち悪い、と熱中症らしき訴えをしたので、解散後、さっさと帰宅。狭い、冷房の効かない場所に潜り込んで、携帯でゲームをしていたからである。
翌日、本番。よく晴れた真夏日。朝から暑い。車を停めて、たったか歩く姿を、早く着いていた面々が観察して、笑っていた模様。久々のSさんがいて、相変わらず元気だねえ、と言う。そして、ばたばたと用意、して、通し稽古。そして、やはりばたばたしているうちに、本番。
観客動員も、先週までは、落胆していたが、ピアニストのMさんが、弾いている劇団の方々を呼んでくれて、貢献してくださった。私も、覚悟を決めていたら、演劇部の友人や、会社のY夫人、芝居で共演したKちゃん、が足を運んでくださって、本当に、感激、感謝。エアコンの効きが悪く、暑くて申し訳ありませんでした。
昼の部を見てくださったBUNZOUさんに、ダメ出しをしてもらって、特に最後の流れが一変して、めりはりがついて、よかった。
そして、夜の部の方が、お客様も賑やかで。演劇関係者も多かった。夜の方が、ノリはよかったが、後でビデオを視聴したgardenさんによると、全体的に昼の方が丁寧にきちんと歌っている感じだったらしい。
流すと、1時間半弱の、短いステージ。でも盛り沢山だった。
後片付けをして、近くの居酒屋で打ち上げ。車なので、ノンアルコール。ピアニストのMちゃんと、乙女ちっくな名前のドリンクばかり頼む。この模様を、お手伝いのKくんがブログにアップしてある写真で見た。自分は、一番端で、グラスを持ってへらへら笑っていた。しかし、さて、これからどうする、と深刻な話も、gardenさんと、桜子と、していた。gardenさんは、いろいろ習う、と言っても、あれもこれもすると、目的がぶれる、と。しばらく日本語の歌を止めて、クラシックで、響きを学んだ方がいいのでは、とも。しかし、あまり難易度が高いのは、歌えるはずもなく。
さて、今回のコンサートの反省。自分のソロは、言葉が難しいね、とピアニストKさんに、本番の日言われたので、ちょっと意識して歌ってみた。でも、それで言葉が堅くなったかもしれない。そして、前回のように死にたくなるひどい出来ではなかったけど、かといって、ちゃんとした、凄い出来でもなかった。伝えて、きっちり歌うのが難しい曲だと改めて思った。こんにゃく座の熱烈なファンであるNさんが、よかったよ、と言ってくれたのが、少しの慰めになったような。
それから、珍しく聴きに来た、母親が、珍しく、褒めた。いつもはくそみそにけなされるのだけど。これで、少しは歌っていることの風当たりが弱まり、実家で練習しても文句を言われないことだろう。
その他では、4部のあの柔らかい歌。お嬢と少しでも寄り添えた、だろうか。彼女と、左側のgardenさんの声が強かったので、その中で自分がどう聴こえたか、ビデオで確認したい。
桜子との二重唱。段ボールの電車、のシチュエーションは、子どもっぽくて安易じゃないか、と思ったけど、サヨコの夫君が上品な力作を作ってくださったので(おそれおおいことだ)、見ている方々は楽しんでくださった様子。しかし、BUNZOUさんがおっしゃりかけたように、ハーモニーの面では、全然不十分でしたろう。終盤のH、の続くところは、元元代表のヒントのお陰でした。
全体には、今まであちこちで披露していたものの流れで、今回はそれを有料で見せることになり、どう受け止めてもらえるか、不安だったが、おおむね楽しんでいただけたような感触だった。しかし、それは音楽の力で、であるかどうか。
まあ、だけど、まずは自分がどれだけ変われるかだなあ。音程と、音域。この年齢で、才もない者は無理だろうかなあ。

 

sarah-e | 公演記録 | 21:52 | comments(0) | - |
実録・その2
日曜日。朝予定より寝坊してしまった。案の定声がかすかす。声起きろ〜、とうなりながら西へ向かう。
劇場近くのコンビニで昼食や飲み物を購入。ついでにドリンク剤も。これ一瓶に今日一日の自分の体力を託して。
10時頃から、ゆったりとウォーミングアップ。うりこ嬢にならって、身体を起こそうと客席をジョギングしていたら、階段で思い切り、コケた。演出助手のSさんを中心に動きや位置の手直し。昨日のダメ出しはあまりなく、いいのか、と不安を感じながらも、午後1時半、開演。お昼の公演で、お子さん連れが多かったせいもあって、和やかか雰囲気。私達も多分こなれてきて、その分もたついた空気もあったかもしれないけども。要所要所でお客さんの反応もよく、これは私らの演技、というより、あの方が言われたように、作品が素晴らしく完成されているからなのだと改めて感じた。深酒していた、というキヨシは、あの方がおっしゃっていた通り、目の辺りにダークな感じがにじみ出ていて(隈だった?)役に一歩踏み込んだ感じがしたし、心配されていたように以前の私のように力むこともなく、よかった。
2幕目の釣り竿のシーン。実はこのほんの一瞬の操作に、自分の役よりある意味命をかけていて。ドリトル博士にもこの日凄みがあり、よしよし、緊迫感のある場面になったらいいな、と思っていたら、ドライバーが竿から取れて落ちていた。あらら。でも、ここから、炎のシーンにかけて、は出演者全員の気迫、で頑張れた、のではないか、と。
そして、エピローグ。晴れやかな心持ちで、歌い出す。客席で、テトが手を振る姿を見たら、不覚にもうっときた。鬼の目、ならぬ、魔女の目にもうっすらと涙。
長い7ヶ月だった、いろいろあった、と感慨に耽る間もなく、撤収作業。たったとメイクを落として、ようやっとナグリを持ってきたので黙々と釘抜き。パンチ巻き。それから練習室の片付けと、自分で持って帰る小道具の引き取り。
お世話になったY氏に挨拶。受付を手伝ってくれた方々と、お嬢とぎぶにゃんで精算が終わるのを待って、打ち上げ会場へ移動。今日は、伏見の居酒屋。近隣の安いパーキングを知っている、というgardenさんの車に、金魚のフンのように付いていく。
もう、声はどうなっても、今夜は騒ぐぞう、と黒ホッピーアルコールなしをがぶがぶ飲み、妙においしい焼きそばに舌鼓を打ち。舞台監督のAさんにお礼。まあ〜氏に、GPの時はやや力が入ってたけど、本番は抜けていてよかった、と言われた。自覚なし。あららあ。演出助手のSさんにも感謝。やはり、客観的に私ら演技者を見て、具体的に指導やダメ出しをしてくれる方が、これからは必要だと思う。
日曜日なのにお店が混んでいて、退出。近くのお店へ移動することに。外で、うりこ嬢と立ち話。それぞれの事情がそれぞれにあり、私がとやかく口を挟む資格はないかもしれないけど。でも、芝居をしていた時にも思ったけど、華のある魅力的な人だったり、演技がうまかったりする人に限って、引き際というか、区切りをつけるのがはっきりしていて。そんでもって私のような下手っぴいなのが、だらだらと続けていたりする。
2次会の店では、Hさんと、可愛らしい娘さんと、隣に坐る。土曜日、子どもがお世話になったお礼を。それからいろいろ話しているうちに、何と、Hさんと誕生日が一緒なことが判明した。血液型も同じO型。ううむ。面白みのない地味な私と違って、彼女はなかなかの大物である。共通点はあまりない、けどびっくりしたあ。ちなみに私達の誕生日は、今回のオペラの作曲家と、一日違いです。
それから、Sさんの、だんなさん、だったらしい(事実を把握したのは、ごくごく最近)ASAさんに、馴れ初めなどを根掘り葉掘り。BUNZOUさんの夫君も内緒でこっそり観にいらしていたようだし、まあ〜夫妻も仲睦まじく帰っていったし。周囲の幸せオーラが身に沁みる。うう、羨ましい。
12時頃お開き。出演者の皆さま、お疲れ様でした。
ともあれ、今回の公演にご協力いただいた方に、心から感謝を。そして、忙しい中、観に来てくださった方々、本当にありがとうございました。個別には、また改めて、お礼申し上げたいと存じます。
sarah-e | 公演記録 | 01:20 | comments(0) | - |
実録・座うたざ版「ロはロボットのロ」
いよいよ本番突入。遅ればせながら、小屋入りからの3日間の模様を。
金曜日。朝9時劇場入り。忙しかったので、食事を買い忘れる。昼ぐらいは外に出る時間があるだろうと予測。しかし、甘かった。
今回の劇場の管理者は、以前の劇団の客演として、たびたびお世話になったY氏。照明の吊り込みの間、道具の搬入。やれることを少しずつ。しまった、と思ったのは、なぐり(業界用語?カナヅチのこと)を忘れたこと。一旦照明が上がったところで、パンチ敷きと平台の組み立て、背景の土台、はしごの組み立て。予定では午前中に何とか形にするのが、大幅に遅れる。
12時からピアノの調律。その間、小道具の準備。結局、昼休憩は少ししか取れず、小道具の消えもののパンを2つほどもらって、飢えをしのぐ。うりこ嬢も同情してくれて、お弁当のつくねをくれる。
楽屋は、人数の多い女性は、練習室。劇場より一階上。まあ、上演中は戻れないだろうし。ただ、水道がないのが難点。
午後、演出のあの方が到着。しかし、まだ作業が途中。組んだはしごに衣装や小道具を飾っていく。それぞれ都合のよい場所に配置したものの、今回は舞台装置らしきものがそれだけなので、視た感じや見栄えのよさにこだわっていかなければならず、これは衣装のEさんの美的センスに大いに頼るところがあった。私も、自分の衣装のかけ方にダメ出しをもらった。実際本番で取ったりするところは、もたついてしまって、格好悪かっただろうなあ。
夕方はあの方が、照明のHANAさんと打ち合わせながらの、明かり作り。その間、子どもを迎えに家に向かう。簡単な夕食も購入。声のために、普段は息苦しくてしないマスクをかける。先週、出演者の体調不良がピークに達したけど、どうやら本番はいいコンディションで臨めそう。楽屋の通路にボテを机代わりにして、衣装替えのためのスペースを勝手に確保。
夜は、場当たり、と言いながらも、芝居も転換も飛ばさずにやる。まだまだ固まっていない部分は、返したりしたので、1幕前半でこの日は時間切れ。ピアニストOさんが場面の紙芝居に苦戦。台詞のダメ出しも。まあ〜氏にも新しい役が振られ、相変わらずおいしい部分をさらってしまいそう。ケーキではとても助けられた感。あまり魔法がきかなさ過ぎるのも魔女の沽券にかかわるし。本番でも笑ってもらえてとても嬉しかったです。
夜9時半、慌てて劇場を退出。やった部分のダメ出しをして、翌日のため、さっさと解散。
翌土曜日、いよいよ本番の朝。天気はぐずぐず。雨女の本領発揮。明け方に目が醒めたものの、ままよく眠れた。ので、声が起きない。朝は無理をしないことにして、夕方から夜をピークに持っていけるように心がける。昔はこういうセーブが利かなかった。歳を取って、変に要領よくなったのかもしれない。
朝9時入り。10時から、昨日の続き。自分のシーンでは、退場が客席になり、ひとつギャグが増える。最後まで行けるか、と危惧したが、一通り場当たり終了。しかし、通し稽古のタイムリミットが迫る。あたふたと昼食と準備。まあ〜夫人が担当し注文した仕出しのお弁当は、値段の割りによくて、これなら会社のお昼にも食べたい、と思った。天ぷらがおいしかった。しかし、残念ながら、晩のお弁当は時間がなくて食べられなかった。うう。
そして、作曲家もお忙しい中、駆けつけて下さり、最後の通し稽古。メイクもばっちり。昨年のiichan劇団の公演で譲ってもらったつけまつげがまた活躍。これ、汗をかいても、ゴーグルをつけても、びくともしない。マスカラよりも強靭で、すぐれもの。(以前、ある芝居のラスト、悲しいシーンで、私のアイメイクが崩れてデビルマンのようになっていたらしく、共演者が笑いをこらえるのに苦労していた、らしい)
サヨコが楽屋見舞いに来ていたけど、ばたばたしていて、可愛い赤ちゃんを抱っこする余裕もなかった。どうやら、子どもが図書館に連れて行ってもらったりして、世話になったようだった。
そして、怒涛のように、本番に突入。急いで、衣装の仕掛けを仕込む。Eさんのアイディアもさることながら、一度も失敗しなかったのは、後ろで仕掛けをあやつってくださった方々と、手直しをしてくださったり、衣装を着せて下さったりしたKAORIさんのお陰。本当に感謝、感謝です。あの方がお弁当を食べに練習室にいらっしゃる。後で考えると、お弁当にかこつけて、何気に女性の楽屋は大丈夫か、出演者の様子はどんなか、と気にかけて下さったような。力み勝ちな私らに、稽古の延長のつもりで気楽にね、と声をかけて下さった。
あっという間の2時間半。お客さんをロビーで送り出したら、もう退出時刻。メイクもそのままに、プチ打ち上げ会場へ、移動。BUNZOUさんとHさんと一緒に、台湾料理店へ。かなり声がヘロヘロだったので、あまり喋らないように、はしゃがないように、していたら、別テーブルのせいもあったけど、あの方と、作曲家と、一番批評していただきたい方と、ほとんど話すことができなくて、残念。でも、あの方からは、ずいぶん冷静に歌うことができるようになったことと、まあ7割(はああ、まだまだ3割も課題があるのですなあ)はできるようになったのではないか、と意見をいただいた。作曲家からは、本家本元では多分上演時間の都合でカットになった部分が、今回歌われていて新鮮だった、ということと、メンバーそれぞれに成長が見られて嬉しかった、とおっしゃっていただいた。
ううむ。今回は、音取りと音程を除いては、テンション高く歌う、という、ひょっとしたらどっちかというと自分の得意な分野だったのが幸いしたのかもしれない。いろいろ課題をお伺いしたかったけど、多分、今度またソングなどに取り組んだ際、自分のアラがまたまた露出するだろうから、その機会にまたテッテ的に叩いていただくこととして。
小雨のぱらつく中で、何気にお別れしてしまって、心残りだったけど、さあ、翌日、いや、今日も頑張ろう、と決意を新たにして、帰路に着く。このまま眠ってしまって声は大丈夫かしらん、と心配しつつ。
sarah-e | 公演記録 | 23:45 | comments(0) | - |
明日につなぐ
終わった。いつものように、時間と情熱をいっぱい注いでも、本番が始まると、あっという間に最後になる。
先週からの一週間は怒涛のように過ぎた。最後の土日には、座うたざでは、尊敬するあの方の稽古があり、いろいろ考えさせられたり、実になったりしたこともあったけれど、それはまた別の機会に書くこととして。
月曜日、衣装も小道具もすっかり揃って、通し稽古。緊張感も、出来も、これまでの稽古の集大成という感。稽古後、演出K氏が、それぞれの役者が、それぞれの登場人物を、大事に、可愛がって演じてくれているのがよく感じられた。これから本番が終わるまで、もっともっと大事にして下さい、とおっしゃった。心に沁みた。自分の役、堂崎ハルの最期の前日、明日につながっていく8月8日を、一生懸命舞台で生きたい、と思った。
が、いつも本番近くになると、踏ん張りが利かないのが、自分。ひどい咳の発作で、稽古中も仕事中もゴホゴホ。夜中が特にひどく、眠れない。声も嗄れてきて、ちょとやばい状態に。例の貼る薬、うがい薬、飲み薬、すっかり薬漬け。
水曜日から小屋入り。仕事を早退して、子どもをいつもお願いするHさんに預ける。セットもすっかり組まれ、照明も吊られ。うたざの本公演以来、立つのは久々の、懐かしい劇場。この日はしかし、きっかけと転換のみ。
翌木曜日、1回目のゲネプロ。あまり咳がひどいので、昼休み、会社のビル内のクリニックで、もっときつい薬を処方してもらった。おかげで咳は気持ち悪いほどぴたりと止まったけど、副作用でひどくだるく、眠い。胃腸の具合も悪い。本番前は控えた方がいいかも。
そして、本番当日。午前中楽屋で、ややのんびりと、メイク念入り。色っぽい役の方は、iichanにつけまつげを譲ってもらい、OYさんに真っ赤な口紅を借りて、派手に。
そして、2回目のゲネプロ。最後のツル子の出産の場面では、時間の経過を示す時計がスライドで出て、若き劇団員ずっきぃがパワーポイントで作っていたのだけど、この操作ときっかけが大変そうで、オペレーターのAくんが大苦戦していた。本番では、出演者一同、袖に集まって祈るように見守っていたが、甲斐あって見事成功。
本番が始まってからは、だめ出しをしないのが、K氏のモットーらしく、これでいいのか、とちょと不安だった。土曜日は、本番2ST前に、きっかけを変えるシーンを確認したり、芝居の段取りを加えた程度。
そして、何とか無事終了。
いろいろ感じること多々。演劇の舞台は、演じる役者だけではなく、装置、照明、音響、今回はスライドや、ギターの生演奏、といろいろな力が一つに合わさって出来る総合芸術であること。また、同じ演技者として、尊敬できる共演者がいたこと。もともと達者だけど、きっと本当にいろいろこだわって演じていらっしゃったMさんをはじめ、劇団員じゃないけど、ちゃんとやるべきことはやって、全力投球してます、というOYさん。受付やお金の集計、衣装の着付けや新人さんのメークまでこなしていたiichan。そして、劇団の大ベテラン女優、Gさん。いろいろなアクシデントにも、愚痴一つ言わず、きっちり役をこなし、劇場入りしてからも、台本を熱心に読まれていたり、自主稽古をされたりする姿を見かけた。ベテランだからこそ、自分にも厳しいし、きっちり芝居と向き合っている姿を後進にも示していらっしゃる。自分も、自分の団体では年齢的には上なのだから、くだらぬことでへそを曲げたり、ぐちぐち言ったりせず、きちんと歌を極めていく(なかなか極められずへこむけれど)姿勢を凛としてしていかなきゃならぬ、と痛感した。
千秋楽の後は、急いで片付けをしようと、ロビーに出なかったけど、O夫人が来てくれていたのを後でメールで知って、会えなかったのが残念だった。
バラシの時、以前いた劇団でお世話になった舞台装置のSちゃんや、照明のYさんと再会できて、ちょと会話ができて、楽しかった。
遅い時間に、金山で打ち上げ。車なので飲めず。人の焼酎や梅酒をちびちび味見で我慢。自分の反省はいろいろあって、役の内容からするともう少し自分を厳しく追い詰めなきゃならんかったなあ、とか、上記の役者さん達に比べて、いかにも自分はお気楽で努力が足りなく。観てよかった、と思える芝居というのは、いい場面がどんどん積み重なっていくからで、自分のシーンが、ちゃんと成立して、次のシーンに、今回ので言うと、明日、1945年8月9日にちゃんとつながっていたかどうか、とても不安だあ。しかし、優しい演出K氏と、パートナーであるGさんは、暖かい言葉をかけてくださったのであった。本当に、私のようなもので役に立つとおっしゃるなら、またいつか勉強させていただきたいと思う次第です。今度は、もっともっと、真摯に自分の演技と向き合ってみたいものです。
日を改めて反省会は開かれるようなので、具体的な評価はその時にでも聞けると思うけど。ともあれ、劇団名古屋の方々には本当にお世話になりました。
そして、お忙しい中来て下さった皆さま、本当にありがとうございました。今後のため、辛口意見をお待ち申し上げております。
さて、日常に戻る。私に戻る。そして、ずいぶん長いこと歌ってないような気がしてならないのだけど、今週末から、座うたざにも戻る。いろいろ葛藤もあって、違和感も疎外感もあって。でもやはりここが私のホームグラウンドで、私は歌とオペラで何かを表現していきたいと思っているのだから。
sarah-e | 公演記録 | 23:38 | comments(3) | - |
1/1PAGES | |