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君と食むマカデミアナッツチョコレート
 2月11日の土曜日、尊敬するあの方のオペラを観に、東京へ行った。
今回は初の新幹線での東京行き、なので、田舎者&超方向音痴の私は、よく東京へひょいひょい観劇に行く、gardenさんに無理やり連れていってもらうことにした。時間の段取りからチケットの手配まですっかりお任せで、本当に申し訳ないことだった。
当日はJRの在来線から、そのまま新幹線ホームまで移動。結構列車が遅れてのぞみ出発の10時まで余裕なく到着。しかし、無事乗り込み、座席に着いて、品川へ向かう。
今回の作品は、私にとって思い入れのあるものだ。もう6〜7年前になるか、(ちょうど子どもが小学校に上がる春だった)大オペラ運動会、と銘打ったうたざの発表会で、これも無理やりこのオペラの抜粋をやらせていただいた。相手役だったはずの、代表の友達OGくんにドタキャンされ、急遽お願いした某職業劇団のYさんが素敵だったから、何とかやれたものの。でも、この役と心情はとても好きだった。
思い入れはもう一つあって、これは、もっと以前劇団にいた頃、この作品に出てくる狂気の老女を主人公にした、一人芝居をアトリエで演じたことがあるから。最後にヒロインの手紙を切々と読むのだけど、その巻物の手紙を美しい手蹟で書いてくれたのがサヨコで、今でも大事な小道具としてとってある。これ、もし機会があれば、再演できたらいいなあ。あの時若過ぎて出来てなかったことが、今なら表現できそう。
その時に原作を読んだのだが、何せ15年以上前の話なので、細かいところで記憶が曖昧。今回に併せて読破したgardenさんと話していたら、意見が食い違う部分もあった。まあ、観たらすっきり解決するでしょう、と。
時間通りに品川に到着。山手線に乗り換え、渋谷へ。一瞬駅の外に出たが、いつ来てもすごい人の量。慣れたら暮らせるかもしれないけど、自分は今住む市ぐらいの都会加減でちょうどいい。大人になったら東京に出る、と子どもはよく言っているが、あのマイペースな子は、このめまぐるしい世界で生きていけるのだろうか、と思う。
そして予定通りに、劇場に到着。そこの地下の、よく行く中華料理店ではなく、イタリアンの方へ入ってパスタとケーキを食べる。大盛りにしたので、満腹。
開演少し前に、客席へ。前から3列目、めちゃくちゃいい席ではないか。原作通り、歌留多会の華やかなシーンから始まる。すぐそばにあの方や、他の役者さんも立っていて、歌う時の息遣いまでよく見て取れる。
そして、あの有名なシーンがあり、すっかり心すさんだあの方の役の前に、艶っぽい山本伸子さんが
現れ、あのシーンが。彼女は、昨年の3月に観たケルビーノ役の時も思ったけど、声も落ち着きがありながら艶っぽく、素敵だった。つきまとっても、好きでも、相手に振り向いてもらえないのは虚しくないか、とgardenさんはしきりに言っていたが、そんなことはない。彼女は、自分の気持ちに正直なまままっとうできたから思いを遂げられなくても幸せなのだ、と思った。
辛いのは、ヒロインで、源氏物語の柏木のように後悔と自責の念で、死に至るほどの重い病にかかってしまう。どうしてあの方の役を選ばなかったか、と思う。でも、原作の解説にもあったかもしれなかったけど、貫一を選べば、幸せな日々を送るだろうけど、多分、彼女のように自分の容貌に価値があると分っている人は、平穏な平凡な毎日に吐息をついたりもし、それはそれで後悔するのかも、と考えた。
そして、もうお一人、見事だと感じたのは、老婆を演じた小柄な方。高い声で頼みます、と歌い出しはどこか無邪気だったのに、だんだん不気味にぞっとするようになっていくのが、凄い。後でまあ〜氏やうりこ嬢に訊いたところによると、初演では、あの伝説の看板女性歌い手が、あれとこれ、二役演じられたとのこと。
ラストはどう終わるのか興味津々だったけど、やはり手紙で締めくくられた。その長い曲を、登場人物達が割って歌うのは、とても効果的だったように感じた。
終演後、あの方にご挨拶したが、幕間にマッサージを受けられるとかで、お忙しそうだったので、お嬢はあの方に相談したいことが伝えられない様子だった。その後、作曲家とお話しさせていただいて、劇場を後にした。
そして、帰りの新幹線まで時間があったので、お嬢と、初めてお会いした、お嬢のフィアンセと近くのカフェで感想などを話す。フィアンセ氏は、とても優しそうな、好感の持てる方だった。いいパートナーを見つけたなあ、と心から祝福。あの方の役とその友人の友情があまりにも熱かったので、それを言うと、フィアンセ氏が、何故俺を捨てた、とかいう台詞がありましたよね、と同意してくれたのだった。
用事があるというお二人と別れ、お土産を買うために、渋谷の百貨店にgardenさんに連れていってもらう。折りしもバレンタインデー直前ということもあり、洋菓子売り場はすごい人。それをかきわけて、会社の夫人方へのお菓子と、自分と子どものために好きな鳩サブレーを買う。
そして無事帰りの新幹線へ。小腹が空いた様子のgardenさんが取り出したのは、チョコレート。食べていいよ、と言われたので、遠慮なくぼりぼり頂いてしまった。公演パンフなどを見せてもらいながら考えたのは、オペラではやはり、主要な役どころは必ずソプラノである、ということ。それは、一般的なクラシックの世界のみならず、あの方の団体でもそうだということ。うたざのライブに向けてのソロやら、合唱やらの録音を聴いてみると、自分の声は重く、暗く、太く。持って生まれた声帯は変えられない、とたしなめられたりはしたけれど、でも、少しでも軽く、明るい声とどこまででも高く囀ることのできる、そういう声に、私はなりたい。ないものねだりでしょうけど。
行きと同じく、ホームからホームへ移動して、帰路へ。テスト期間中で、塾から帰ったばかりの子どもと、前日から作っておいたお野菜ごろごろのビーフカレーを一緒に食べたのでした。
sarah-e | 観た・聴いた・読んだ | 21:21 | comments(0) | - |
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